ブレイクアップオーロラ周辺の超高層大気は複雑に変化していた Eos Research Spotlight
オーロラは形と明るさの時間変化がある程度決まった順番で現れることが知られています。その過程で爆発的に明るくなることがあり、それをオーロラサブストームのオンセットといいます。その時、磁気圏から極域超高層大気に大量のエネルギーが流入しますが、どれくらいの範囲に流入し、大気がどの...
フィンランドでの高速オーロラ撮影開始
フィンランドの北部にあるソダンキラ地球物理学観測所にオーロラの高速撮影が可能なカメラを設置し,この冬から観測を開始します.日本・フィンランドなどたくさんの研究機関が参画するビックプロジェクトです.設置のために現地のエンジニアや研究者の援助を沢山受けました.下段の写真は設置完...
ISROSES-III国際会議(ブルガリア)
ブルガリアのバルナで開催された国際学会で招待講演を行いました.太陽,磁気圏,電離圏,熱圏と幅広い分野の研究者が参加し,活発な議論が行われました.バルナは黒海に面したリゾート地で海水浴を楽しむヨーロッパ各地からの観光客が大勢来ていました.会場となったホテルは立派なホテルで,そ...
2016-2017年冬期オーロラ観測開始
オーロラ観測のシーズンがまたやってきました.ノルウェーの観測所にあるカメラ等の光学観測装置のメンテナンスを行い,観測を始めました.写真は同じ場所にある大型レーダーです.その手前に見える整地は,現在開発中の大型レーダーEISCAT_3Dのテストアンテナが設置される場所です.来...
観測装置を良い状態に維持するのは大変な作業です
先週はマイナス30度くらいだったのが、今日は0度くらいまで上がり、外は雨が降ってます。急激な温度と湿度の変化は観測装置にもダメージを与えることがあり、レーダーの一部が壊れてしまいました。スパークが飛んだことで、アルミニウム製の部品が溶けてしまいました。レーダーを使った実験計...
誕生日おめでとう!
トロムソ観測所に滞在中、サイトスタッフの誕生日会に参加しました。手前にあるアップルパイはペルーから来ている研究者のご家族が焼いてくれたもので、おいしかったです。奥の二つのケーキは carot cake だそうですが、ニンジンの味はほとんどしませんでした。
怠けようと思っている訳ではないのですが…
ノルウェーのトロムソ近郊にある欧州非干渉散乱レーダー (EISCATレーダー)の運用を行いました。夜中から翌日の昼までの観測実験を連続4日間行いました。昼間は他の作業を行い、その後運用、という生活の結果、つい睡魔が襲ってきて(実験最終日の午前6時頃)。
長旅で疲れたときに
ノルウェーのオスロ空港で見つけました。癒してくれる装置だそうです。興味と機会のある人は試してみては?
Kevo観測所
Kevo観測所にいます。フィンランドは北側でノルウェーと接していますが、そこまで20kmという場所にあります。この観測所では主に生物・植生などの観測が行われており、常勤の職員が滞在するなど、かなり大きな観測施設です。 敷地内には野生動物が訪れることもあり、この時はリスをたく...
FPI at Sodankyla
ソダンキラ観測所近くの観測施設にいます。ここには光学観測、電波観測施設が設置してあり、自動でオーロラなどの観測が行われています。写真はファブリペロー干渉計の入射光部分です。この鏡にオーロラ光を反射させて装置に取り込みます。自分が運用している装置とはかなり異なるデザインです。